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ここは、素人小説書き風野然(かざのぜん)の自作小説公開サイトです。
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いらっしゃいませ。
現在、合計10作品、連載停止中の長編1本、休載中の長編1本
、短編8本を掲載しています。
この下左側が作品紹介と作品へのリンク、右側がサイトメニューその他になってます。
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それではごゆっくりどうぞ。
                 

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連載中の長編



「週末を屍人とともに」(連載・不定期・一回三枚分くらいずつ更新中)

 その朝、突然自宅に押しかけてきたバイト先の後輩、沢村香澄がTVを点けておれに示したのは、一夜のうちに変わり果てた世界の、死に際の姿だった。
 TV画面の中では、古参の女性キャスターが必死で叫び、自衛隊の隊員達が湧くように現れる敵を相手に、無益な抵抗を続けている。
 いくら攻撃が命中しても立ち上がって襲いかかってくる敵は、映画やゲームに登場するゾンビそのものの存在で、おれが気が付かない間に爆発的に増殖し、いまや人類全体がゾンビ化しようとしている、と、沢村はいうのだった。
 ゾンビによって滅亡寸前の世界を舞台にした、たぶん終末物。



 −最新版− [百五回分 2007/10/24(水)分]


           
次回の更新は、未定です。


−更新済みテキスト−

 第一回〜三回 〔プロローグ・2006/10/10(火)〜10/12(木)〕
 第四回〜七回 〔第一章 シーン1・2006/10/16(月)〜10/19(木)〕
 第八回〜十回 〔第一章 シーン2・2006/10/23(月)〜10/25(水)〕
 第十一回〜十四回 〔第一章 シーン3・2006/10/26(木)〜11/1(水)〕
 第十五回〜十七回 〔第二章 シーン1・2006/11/2(木)〜11/7(火)〕
 第十八回〜二十回 〔第二章 シーン2・2006/11/8(水)〜11/13(月)〕
 第二十一回〜二十三回 〔第二章 シーン3・2006/11/14(火)〜16(木)〕
 第二十四回〜二十八回 〔第三章 シーン1・2006/11/20(月)〜11/27(月)〕
 第二十九回〜三十二回 〔第三章 シーン2・2006/11/28(火)〜12/4(月)〕
 第三十三回〜三十八回 〔第三章 シーン3・2006/12/5(火)〜12/13(水)〕
 第三十九回〜四十二回 〔第四章 シーン1・2006/12/14(木)〜12/20(水)〕
 第四十三回〜四十六回 〔第四章 シーン2・2006/12/21(木)〜12/27(水)〕
 第四十七回〜四十九回 〔第四章 シーン3・2006/12/28(木)〜1/2(火)〕
 第五十回〜五十四回   〔第四章 シーン4・2007/1/3(水)〜1/10(水)〕
 第五十五回〜五十九回 〔第四章 シーン5・2007/01/11(木)〜1/18(木)〕
 第六十回         〔第五章 シーン1・2007/01/22(月)〕
 第六十一回〜六十三回 〔第五章 シーン2・2007/01/23(火)〜1/25(木)〕
 第六十四回〜七十回  〔第五章 シーン3・2007/01/29(月)〜2/7(水)〕
 第七十一回〜七十七回 〔第五章 シーン4・2007/02/8(木)〜2/21(水)〕
 第七十八回〜八十二回 〔第五章 シーン5・2007/02/22(木)〜3/1(木)〕
 第八十三回〜八十五回 〔第六章 シーン1・2007/03/5(月)〜3/7(水)〕
 第八十六回〜八十九回 〔第六章 シーン2・2007/03/8(木)〜3/14(水)〕
 第九十回〜九十八回   〔第六章 シーン3・2007/3/15(木)〜2007/10/3(水)〕
 
第九十九回〜       〔第六章 シーン4・2007/10/11(水)〜 〕






   

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シリーズ物

−天上の公務員シリーズ−

読み切りショート・ショート 「天上の公務員」(完結)

 一般的には「死神」として認知されている天上の公務員は、新しい業務命令を受けて地上に降り立った。「人間が絶望する時に発するエネルギーの採集」がその内容だが・・・・・・。現代ファンタジー。「天上の公務員」シリーズのパイロット版的作品。シリーズ一作目?

 (1999年7月脱稿・原稿用紙枚数に換算するほどのこともないショートショートです。所要時間たぶん一分) 



読み切り短編 「天上の公務員〜世界に嫌われた少女」(完結)


  藤原貴美子は誰にも見えない。なぜそうなったかも分からない。自分を見ることの出来る人間を探す旅の途上、そうなって初めて気が付いた河原に戻った。そこで貴美子を見ることの出来る女性、久保田雅美と出会う。現代ファンタジー。シリーズ二作目。

 (2005年12月脱稿・400字詰め原稿用紙換算58枚・文庫換算41ページ)



連載長編「天上の公務員〜跳躍の結末」(休載・五章準備中)


 名前さえもが謎に包まれた「組織」に所属するサイコメトリー系能力者「ディスクローズ」は、ようやく訪れた非番の直前、仲間の一人が能力の実験中に消え失せた事を知る。姿を消したのはディスクローズに取って妹の様な存在、限定テレポート能力者の「エスケイプ」だった。
 組織の死刑執行人「ソウルイーター」の追跡が開始されるまでの間に見つけ出せなければ、エスケイプは逃亡者と見なされ処刑されてしまう。
 果たして失踪なのか、それとも実験ミスによる行方不明なのか。それすら判然としない中、ディスクローズは調査を開始する。
 現代ファンタジー×超能力SF。
 シリーズ三作目。番外的長編です。


 第一章(2004年12月脱稿・原稿用紙換算20枚・文庫換算14ページ)

 第二章(2005年6月脱稿・原稿用紙換算38枚・文庫換算25ページ)

 第三章(2005年9月脱稿・原稿用紙換算49枚・文庫換算35ページ)

 第四章(2006年2月脱稿・原稿用紙換算36枚・文庫換算25ページ)

 (予定全七章)




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長編


 「週末を屍人とともに」連載中↑ 連載終了後、ここに移動します。




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短編・ショートショート


読み切り短編「朝が嫌いなみっつの理由」

 俺は朝が嫌いだ。 それには三つ理由がある。
 ひとつめは起きるのが苦手なこと。 ふたつめは通学中に事故に遭ったこと。
 みっつめは、そのせいで近所に住む同級生、島袋あずさと一緒に登校はめになってしまったこと。
 島袋は異常に無口で、一言も喋らないクセに毎朝迎えにくる。おかげで毎朝が気詰まりだ。
 非SF。恋愛未満の恋愛物。

 (2006年10月脱稿 11月アップ・400字詰め原稿用紙22枚3行 文庫換算およそ10ページ)



読み切り短編「柚木への手紙」

 隣の家に住む幼なじみの柚木には、毎月注意を促す手紙が送られてくる。
 手紙の主にはどうやら彼女の未来が見えるらしい。
 柚木は勝手に「足長おじさん」と呼んでいる手紙の主を大事に思っている。
 ある日、それまで何度頼んでも会ってくれなかった足長おじさんの方から対面を 希望する手紙が送られてきたそうだが……。
 作品紹介が長すぎですね。ショートショート。さるメール小説の賞に送ったものの改稿版です。
 規定500〜1000枚。この紹介文だけで埋まってしまいそうです(それはない


 (2006年5月脱稿・400字詰め原稿用紙3枚9行 )


読み切り短編「真紅の太陽」

 消息を絶った宇宙船の救助に向かった探査船からの報告が、連邦宇宙局管制センターに届いた。 それもわざわざ時間の掛かる通信方法を選んでのビデオレターで。
 レターを再生している最中にも、探査船はどんどん軌道を外れていってしまう。行き着く先は太陽……。
 いったい彼らに何が起こったのか。何をしようとしているのか。
 勝手にJ・ティプトリー・Jrに捧げております。怒られそう。


 (2002年9月脱稿・400字詰め原稿用紙15枚・文庫換算10ページ)




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読み切り短編「強運の被害者」

 あるバーのマスターは初めて来た客の一人に見覚えがあるのに気が付いた。
 その男は気に病むことがあるのか、浴びるほど酒を飲み酔いつぶれてしまう。が、目を覚ますとマスターに不思議な話を語るのだった。現代ファンタジー。

 (2000年10月脱稿・400字詰原稿用紙9枚)



読み切り短編「遺跡の見る夢」

 「僕」の見た夢の話。
 たくさんの人間が、欲情を見たそうと本能のままに蠢き合う。
 それを満足気に見下ろす僕は、いったい何を待っているのだろうか・・・・・・。


 (1999年6月脱稿・400字詰原稿用紙7枚)



読み切り短編「文化遺産回収員」

 出版社の警備員を務める僕は、深夜の出版社ビル内で「文化遺産回収員」と名乗る女の子とネコ型ロボットに出会う。 彼女らは、未来において失われる貴重な原稿を回収しにやって来たのだという。出版社の人間に会わせて欲しいと頼まれ、 翌日、僕はある社員に話をするのだが・・・・・・。現代ファンタジー風SF。

 (1999年5月・原稿用紙)



おしらせ


長らく止まってすみません。
仕事が忙しくぜんぜん小説書けません。見通し立つまで更新停止させて頂きます。ごめんなさい。

最近は外車のメータ−ばっかり直してます。ううう。

リンク集に田鍋徳利さんの「田鍋のごった煮」追加しました。(2008/06/10)



おすすめ作品


←連載長編「週末を屍人とともに」 更新停止中です。


「朝が嫌いなみっつの理由」
 非SF。恋愛未満の恋愛物。


「真紅の太陽」
 宇宙SF。J・ティプトリー・Jrに捧げます。怒られそう(汗
 うちでは一番ウケがいいです。

 
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 リンク集に田鍋徳利さんの「田鍋のごった煮」を追加しました(6/10)


 リンク集にtokuさんの「ねごとや」を追加しました(10/23)


 リンク集に辰さんの「STAR☆DUST(星☆屑)」を追加(10/2)


「週末を屍人とともに」不定期で連載再開しました。現在第六章(10/1)


「週末を屍人とともに」連載停止しました(3/26)



 匿名で頂いたコメントへの返信ページ作りました(1/18)


 「週末を屍人とともに」本文レイアウト変更。左寄せからセンター寄せに(1/11)


 サイト構造大幅変更。結構大仕事でした(汗(12/15)


読み切り短編「朝が嫌いなみっつの理由」アップ(11/27)


「Links」にStilhearts さんの「幻影世界」を追加(11/21)


「Links」にFeldenさんの「Zeal of Ultralady」を追加(11/15)




 2006年10月10日より「週末を屍人とともに」月〜木、週四日更新中。現在第四章。

 2000/10/28にサイト公開その後放置。
 2005/09/13よりサイト再開。

       更新履歴


作品紹介リンク


雪城祐さん「ましぽり 汚れなき人機姫」


−Act1−



 一人、二人、三人。
 そこに居たのはまぎれもなく、三人の人だった。
「同情されるのが嫌だっていうのなら……」
 少年が、嘆くような声で呟いた。力いっぱいに握り締めた純白の拳銃が持ち上げられて、束縛を強いる凶器の先が、虚空の先へと向けられる。
「何でそれに甘んじるんだっ! その気持ちに優しさがないと、何であんたに解かるんだよっ!」
 言葉に混じる感情は、間違いなく怒りだった。零れ落ちる気持ちが流れ出て、少年の隣に居た少女の瞳が、そんな光景の全てを見つめていた。
「どちらにしても、人を傷付けていい道理はない。でも、それは君もだっ! 撃つなっ!」
「お前らに何が解かるっ! 五体満足な身体のくせにっ! あたしらはこれが無いと生きていけないんだっ!」
 少女の言葉に刺激された女が叫ぶ。けれど不満を喚き散らす彼女もまた明らかに人だった。薄汚れた地にある硬質な右足が、鈍いネオンの光を反射する。
「それが甘えているというんだっ! 人機だからって理由で、人を傷付ける言い訳になんかなりはしないっ!」
 少年が、手元を少しも狂わせずに、低く重い言葉を告げ放つ。
「差し伸べられた手を払うのなら構わない。見下すなと怒りを覚えてもいい。それはあんたが決める事だから。だけどっ!」
「銃を下ろすんだっ! 殺しちゃ駄目だっ!」
 この世の法は人の為にある。ならば人ならざる者に、それは適用されるのか。相手を思いやる気持ちを、適用してはいけないのか。
違うと、少年は思った。
 確かに相手が人でないのなら、人がその罪に罰を与える事は出来ないかもしれない。
 でもこれは違うと、少年は願った。
「同情でも憐れみでも偽善でもっ! その友達があんたを心配したのは事実だろうがっ!」
 法を理解できるのであれば、それが罪であると、涙を流し後悔する気持ちが微塵でもあるのなら……。

 轟音と共に、少年の手元から戒めの力が放たれた。


続きはこちら


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「ましぽり 汚れなき人機姫」全作(完結)はサイト内「novel」→「SF」にあります。

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